MSX2版「スペースマンボウ」


コナミの最初で最後のMSX2用の横スクロールシューティングゲームで、コナミがリリースした最後のMSXシューティングでした。
発売日は1989年12月21日です。

ゲームシステムは、サンダークロスのように、自機の上下にオプションが付きます。
オプションの攻撃方向を切り替えることができます。

ショットはニードルとワイドの2種類。

ボムがあるのも特徴的です。

もちろん、SCC音源が搭載され、ご機嫌なサウンドが聴けます。

パナソニックのFS-A1、ソニーのHB-F1といった低価格MSX2の登場により、MSX2ユーザーが爆発的に増えました。
コナミといえば、MSXで良質なゲームをリリースしまくっていたが、処理スピードの問題からか、MSX2のグラフィックを活かしたアクションゲームやシューティングゲームは、ほぼリリースされませんでした。

しかし、MSX2の開発の技術も進歩します。ヘルツが横スクロールのスムーススクロールの技術を実現。
各社がMSX2のグラフィックと処理速度の両立を実現したソフトをリリースするようになります。

スペースマンボウもMSX2のグラフィックを活かし、横スクロールのスムーススクロールも実現。
スペースマンボウは、MSX2の性能を最大限に引き出したシューティングでした。

MSX2を購入した当初は、カタログにあった256色のカラーチャートを見て「こんなに色が出るんだ! グラフィックのキレイなゲームで遊べる」と思ったものでしたが、シューティングやアクションゲームでは、グラフィックが良ければ処理が重く、シューティングのショットや弾は単色というゲームが多く寂しかったです。
スペースマンボウを遊んだときは「望んていたMSX2のゲームがやっと出た!」という思いでした。

しかし、技術の進歩が行き着く先は決して明るいものではありません。
スペースマンボウが発売された翌年のメタルギア2で、コナミのMSXオリジナル作品のリリースが終わります。

 

MSXパーフェクトカタログ

 

生食用マンボウ