ブラストウィンド
セガサターンでリリースされた「ブラストウィンド」です。
サンダーフォースシリーズで有名なテクノソフトがリリースした縦スクロールシューティングです。
テクノソフトで唯一の縦スクロールシューティングだったと思います。
難易度は低く、オプションで残機とクレジットを増やせば簡単にクリアできると思います。
元々はアーケードゲームとして開発されていたようですが、色々あってサターンでのリリースになったようです。
プレイしてわかるのは「通常弾」と「ホーミングショット」の使い分けがイマイチなところ。
サンダーフォースは武器の切り替えが「肝」になるゲームシステムですが、ブラストウィンドでは、この切り替えが活かされていませんでした。
もしかしたら、ゲームをやりこんでいたゲームデザイナーは切り替えのポイントを把握したレベルデザインにしたのかも知れませんが、プレイヤーに分かるようなメリハリの効いた使い分けが必要なシーンが欲しかったです。
某サイトを見るとグラフィックがメガドライブ並と酷評されていますが、グラフィックのクオリティは高いと思います。
オプション画面のデザインセンスは光っていまし、グラフィックの書き込みのクオリティも素晴らしいです。
ただ、ステージを通してインパクトを与えるような演出が無いので、「メガドラ並」という印象になるのかもしれません。
ステージが進んでもあまり変化を感じなかったり…。
ゲーム性と切り離して見られることが多いサウンドは、高評価のようです。
本ゲームのBGMは、サンダーフォースVのBGMを担当した九十九百太郎さんです。
九十九百太郎さんは、ハイパーデュエル、ブラストウィンドを経てサンダーフォースVを担当されたようです。
確かに、サンダーフォースVっぽさが随所に出てるサウンドだと思います。
及第点は取っているけど、セールスポイントとなるインパクトに欠けた佳作なゲームではないでしょうか。
ステージ1からクライマックスな演出や武器の差別化など細かい調整ができていたら化けていた作品になっていたように思います。
Technosoft Music Collection – HERZOG & HERZOG ZWEI –