ビネガーシンドロームになったゲームボーイライト
久しぶりにゲームボーイライトをひっぱり出したら「ビネガーシンドローム」になってました。
ビネガーシンドロームとは、アセチルセルロースが加水分解する経年劣化のことで、ゲームボーイライトでは偏光フィルムが劣化した状態になります。
なんでビネガー(酢)というと、劣化した状態で酢酸が発生して酢の臭いがするからです。
中学時代、写真部に入っていて現像するのに酢酸カーミン液を使っていたんですが、その時の記憶がよみがえってきました。
においと記憶ってシンクロしますね。
ゲームボイライトのビネガーシンドロームをネットを調べてみると、劣化した偏光フィルムを剥がして、新しい偏光フィルムを取り付けることで修復できる情報がッ!
早速Amazonで偏光フィルムを購入。本当はお得な5枚セットが欲しかったんですが、プライム会員泣かせの「あわせ買い対象商品」だったので、お得感はないけどお安い2枚組を購入。
偏光フィルムは届いたんですが、確認用のゲームが倉庫の奥から発掘できないので、急遽ハードオフまで行ってジャンクのDQMを購入。
ジャンクなので動かなかったら確認もできないんですが…。
まずは、ゲームボーイライトを分解。
このゲームボーイライトですが、ガワはスケルトンが流行っていた時代に秋葉原で購入した海外製品。
専用のドライバーも付いて取り付けも楽ちんでした。
専用ドライバーも今は行方不明ですが、Amazonでお安いドライバーセットを買っていたのでドライバーの心配はありません。
すいすいと分解し、液晶ユニットを外します。
液晶ユニットはコネクタの両端のツメを上げてロックを外します。
液晶ユニットを外したら劣化した偏光フィルムを剥がします。
カッターでベリベリと剥がして、こびりついた接着剤を取り除きます。
シール剥がし液が無かったので、無水エタノールとプラスチックのヘラとベンコットでゴリゴリと取ります。
キレイに取れたらガラス面のクリーニングに向いているイソプロピルアルコールでふきふき。
液晶ユニットをセットしてカセットと電池が入るように仮組み。
液晶ユニットの上に偏光フィルムを置いて電源を入れます。
本体の液晶の明るさを調整するダイヤルを回して表示を確認します。
偏光フィルムの向きによって見えかたが変化するので、オリジナルに近い向きに合わせます。
その後は、変更フィルムを液晶ユニットの大きさに切ります。
確か、横54mm縦52mmくらいだったと思います。
偏光フィルムは糊付けしないでそのままセット。
ネジをしめて完成です。
ビネガーシンドロームから復活しました!
1ライン抜けがありますが、これは以前からあったのでよしとします。
ライン抜けの修復方法もあるようですが、1ラインだけなので取り合えずはこのままで。
遊んでみると画面の暗さが気になります。
次はバックライトの改造に挑戦してみようと思います。
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